榎本 忠幸さんメーカー勤務

榎本 忠幸さん
メーカー勤務

受講生の声
榎本 忠幸さん

人と会話する前には「BATNA(交渉が決裂した時の対処策として最も良い代替案)」を意識するようになりました。


お名前榎本 忠幸さん
性別男性
プロフィール詳細メーカー勤務
ご職業メーカー勤務
取得資格交渉アナリスト1級, 交渉アナリスト補, 交渉アナリスト2級

現在のお仕事と、これまでの経歴を教えてください。

外資系コンピュータ製造メーカーで、業務部門に所属しています。1級を取得した頃は、あらゆる部門のちょうど真ん中にいる、コーディネーターという仕事をしていました。自分が窓口となって、部門間の要望などをコントロールする仕事です。

なぜ交渉アナリスト1級を受験しようと思ったのですか?

自分がこれまでの交渉ごとで成功した時のやり方を、正確に理解していないことに気づいたんです。そこで、交渉アナリストの講座でそのプロセスを勉強してみようと思いました。自分の交渉経験を棚卸しし、成功事例と失敗事例を分析して、弱点を把握して強化したいなと。

今回学んだことで何か変化はありましたか?

コーディネーターとして、いかに自分自身の価値を提供するかを意識するようになりました。交渉における「価値の交換」という点では、営業部門に“在庫削減”という会社側からの要望をきいてもらうために、彼らにとって価値のある情報を提供したり、彼らの抱えるニーズに応えたりなどしました。それが結果的に在庫を掃く=販売し切るという活動に繋がった、という経験があります。

また、人と会話する前には「BATNA(交渉が決裂した時の対処策として最も良い代替案)」を意識するようになりました。交渉上手な方は、セオリーを自然に踏んでいることもわかるようになりましたね。聞き上手で、相手のニーズを十分に引き出した上で、自分の要求をすっと出すんです。

講座や試験の印象はいかがでしたか?

2級講座のテキストの内容は、心理学から数理分析まで幅広いものでした。とても読みやすく体系的に学べます。また、実技研修のワークショップでは、交渉に必要なステップを踏むことがいかに大切かを学びました。入念な準備は本当に欠かせないものです。

1級試験は、ケース分析テストが実際に発生しうる内容を問題にしているため、とても興味深い内容でした。あいまいな知識だけではきちんと分析できないことを実感しましたね。

取得した「交渉アナリスト1級」の資格は、今後どのように活かしていきますか?

交渉アナリストの資格は、実践に役立てることができそうです。そのためには意識して学習を続けていくことが大事ですし、実際の積み重ねで体に染み付けていかなければいけないと考えています。

相手の話に聞く耳を持つためにはどうするか、相手のニーズをどう聞き出すか、そういったコミュニケーションの基礎となる部分では、交渉アナリスト講座の内容は日常でも十分使える内容だと思いました。そんな交渉学の楽しさを広めていきたいですね。

本日はありがとうございました。これからのご活躍をお祈りしています。