関谷 麻紀さん
ITソリューション職
前職で、納品先のクライアントとトラブルがあり、それまでは交渉に興味がなかったのですが、その時から意識が変わりました。
お名前 | 関谷 麻紀さん |
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性別 | 女性 |
プロフィール詳細 | ITソリューション職 |
ご職業 | ITソリューション職 |
取得資格 | 交渉アナリスト2級 |
今日は、よろしくお願いいたします。
関谷さんは会社ですでに交渉術のe-ラーニングを学ばれていたそうですね。
はい。会社の教育システムの中に、そのカリキュラムがあったんです。それで、交渉に興味を持って、さらに勉強を深めてみたいと思いました。
関谷さんのお仕事は?
やはり、交渉の場が多いんでしょうか?
現在、IT企業で金融機関向けシステムパッケージソフトを導入する仕事をしています。 前職も同じように金融機関向けにシステムパッケージソフトの導入の仕事をしていました。前職で、納品先のクライアントとトラブルがあり、それまでは交渉に興味がなかったのですが、その時から意識が変わりました。
そのトラブルでは確かにこちらに多少否はあったんですが、こちら側の交渉力が弱く、クライアントとの交渉で負け続けて、こちら側の思うようなスケジュールを通すことが出来ませんでした。それを見ていて、これは自分も交渉力を身につけておかないとまずいな、と思ったのが受講のきっかけです。
普段の仕事でも、交渉力がないと、仕事の相手からのプレッシャーに負けて、無理な条件をスケジュールで「できます」と回答してしまうと、社内でも様々なメンバーに無理を掛ける上、結局納期にも間に合わず、 結局クライアントとの信頼関係も悪くなっていくという悪循環に陥ります。
講座の中で、駆け引きの分配型とwin-winの統合型の交渉というのが出てきますが、実際のお仕事の中ではどう活かされていますか?
実際にはwin-winの統合型というのは難しいと感じることがあります。相手が分配型でこられたら、それに対応するしかないですし。ただ、そういう時でも、「今回はここは譲りますが、次回の仕事ではここの予算はお願いします」とか、統合型にもっていくように考えるようになりました。
他に勉強して変わったことはありますか?
根本的なことになるんですが、「感情的にならない。」
冷静に、一歩引いて対応するとか、主導権は自分が持つようにする、ということを意識するようになりました。
ここで感情的に相手の提案に乗ってしまうと、ずっと下に見られてしまうとか(笑)。
交渉って、人との関わり方だと思うんです。
恋愛でも、だめんずうおーかーってありますが、だめな男にひっかかる人って、男の人の駄目な部分を引っ張り出す接し方をしてるからだと思うんです。
これからは私の恋愛の仕方も変わるんじゃないかなぁ、なんて思ったり(笑)。
この講座はどんな人に役に立ちそうですか?
わたしは管理職の仕事をしている人が一番効果があるんじゃないかと思います。
部下はいろんな人がつきますし、ある意味お客様は別れられるんですが、部下や社内の人は、もめてもずっとつきあっていかなければならないので、そこがかえって難しいというか、すごく気をつかいます。
だから交渉アナリストの統合型交渉の考え方とかやり方は、マネジメントにはすごく合っていて、活かせるんじゃないでしょうか。